012.おばさんの顔が襲ってくる

おばさんの顔が襲ってくる
28歳 男性 フリーター
[夢の内容]
久々に金縛りにあいました。 その時の夢です。 スーパーで買い物をしていたら髪の長いおばさんとすれ違い振り返って見たら相手も振り返り、その時頭から下がなくなっていました。おばさんが前を向いたら体があり気のせいかと、また見たら振り返りまた頭だけになっていました。今度は怖い顔になり頭だけ自分に勢いよく襲ってきた所で起きました。
[ご本人の解釈]
旨くいってない事の現れなのかと思います。 現在フリーターで資格を取る為に受験をしたのですが落ちました。結婚を考えている彼女から、真剣に勉強をしてと言われ両親からも説教され、何より彼女の両親が交際を反対しているのでストレスがあるのかと。 ただ、なぜ見知らぬおばさんが出てきた(普通の人でした)のかは分りません。

☆ 夢解釈No.012 ☆
理解に難しい夢です。
基本的に、悪夢というのは解釈しにくいものなのですが、この夢でのポイントは、やはりこの≪おばさんの顔≫が、なにを表しているかということでしょう。
スーパーはなにかを手に入れるための場所ですので、夢の中の、≪スーパーで買い物をしていた≫というのは、資格を取りたい、資格を手に入れたい、という気持ちの現われだと思います。
一般的に、夢の中の≪髪の毛≫は生命力などを表すことがよくあり、夢の中の≪顔≫は、人生という広い意味でのペルソナ(社会に適応するために身に付ける仮面)を表すことがあります。
そして、それが≪おばさん≫ということは、感情面、情緒面の発達した(髪の毛の長い)生命力のあるペルソナと考えるのが妥当だと思います。
頭から下がなかったのは、単におばさんの顔を強調するために消えていただけで、それほど大きな意味はないのかもしれません。
そして、人間の無意識というものは、その人の『意識の欠けた部分』を補おうとする働きがあります。
そこで考えられるのは、いまのあなたに少し欠けていると思われる社会的な顔、社会的な仮面(ペルソナ)を無意識は補おうとして、≪おばさんの顔が迫ってきた・ペルソナが迫ってきた≫という映像を見せたのかなと思います。
無意識には両親や彼女からのプレッシャーがあって、その『あせる気持ち』が、このような補償作用の夢を見せたのかもしれません。
結局これは、ご本人の解釈とあまり変わらないのかもしれませんね。
2007年03月09日