032.戦争中の泥棒

戦争中の泥棒
みみ
18歳 女性 学生

[夢の内容]
戦時中に泥棒に入られる夢みたの。私とおにいちゃんだけで家にいる時に2人の泥棒が入ろうとしたの。一人がドアから鍵をがちゃがちゃやってきたからあたしが鍵を押さえてたの。そうこうしているうちにもう一人がなぜかトイレの便器から出てきた…。んでトイレから出てきた人が彼氏
彼氏が勢いよく2階に上がっていってあたしがおにいちゃんに叫んでから警察に連絡したんだけど、警察に勤務時間がさっき終わったから今ゎそっちに行けないッて言われてあたしがおにいをおいて脱走したところで目がさめた。
なぜおにいと2人だけかッていうとお母さんお父さんゎ防空壕に荷物運びに行ってて、おにいゎ格好つけて「防空壕には行かない。生きてみせる」ッて言っててあたしが説得してたところだった。

☆ 夢解釈No.032 ☆
はじめまして、ドリームのサイト作成者です。
送っていただいた「戦争中の泥棒」の夢を解釈したので参考にして頂ければと思います。
送っていただいた夢をみるかぎりでは、あなたは、だれかに(彼氏に)心を奪われたいという恋心のような気持ちと、心を奪われるのではなく、自分自身をしっかりと持っていたいという気持ちのはざまに揺れ動いているのだろうと感じました。
夢の中の戦争は、そのような心理的な葛藤が表れたものだと思われます。
そして、家の中の部屋は、意識の全体性を表していて、家の中というあなたの意識領域の中に2人の泥棒が入ろうとしてきます。夢の中の泥棒は、あなたの心そのものを盗む人物で、あなたは、自分自身の意識領域の中に泥棒を入れないように鍵を押さえ、その泥棒に心を盗まれないように必死になっています。そうこうしているうちに、トイレからもう一人の泥棒(彼氏)が出てきて、二階に上がっていきます。夢の中のトイレは、心の問題を解決する場所を象徴することがよくあるので、そのことから、あなたは彼氏(男性関係)に対してなにか心の問題のようなものを抱えているのかもしれません。家の中の2階は、無意識的であったものの意識化を表していて、その心を盗む泥棒(彼氏)は2階へ上がり、意識の頂上を目指します。このままでは、あなたの心は泥棒に盗み取られ、自分自身というものを保つことは難しくなってしまいます。そこで、危機感を感じたあなたは警察に連絡しますが、そっちにはいけないとあっさり断られてしまいます。
そして、夢の中のおにいちゃんは、あなた自身が持っている男性的な側面の人格化で、泥棒(彼氏)に心を盗まれてしまうと、あなたの中の男性性は彼氏の色に染まり、男性的な要素は大きく変わり、あなたの男性的な側面は死んでしまいます。
しかし、あなたの中の男性的な側面(おにい)は、「防空壕には行かない。生きてみせる」と言います。これは、あなたが彼氏に心を奪われるか、それとも自分自身を保つかという戦争状態の心理的な状況の中で、あなた自身が持っている男性性は死の危険に瀕していることを意味していますが、そんな状況の中でも、なんとか生きようとしていることを表しています。
ですが、あなたはそんなおにいちゃんの説得に失敗して、脱走していますから、おそらくこの戦争は、おにいちゃん(自分の男性的な側面)を保って自分自身を守ることよりも、泥棒(彼氏)に心を奪われてしまい泥棒の勝ちなのかもしれませんね。
この夢は、一言でいうと、「自分の心を保つか、それとも男性に心を奪われるか」という心理的な葛藤を表しています。
少し難しい心理学的な解釈になってしまいましたが、いかがでしょうか?

【返信】
素晴らしい!!
そうかもしれません^^
また利用させていただきます

2007年05月17日