934.少年と立派な男性

ばいおん
幸せだけど、不思議な夢
35歳/女性/2回目

先日はありがとうございました。
とても幸せな心地になった不思議な夢を見たので、また失礼しました。以下夢の内容です。

夢の中で私は少年になっている。
目の前に40代くらいの立派な男性がいる。二人で大きなソファに向かい合わせでゆったり座っている。揃いのパジャマを着ている。彼は少年の私を恋愛対象をとして愛してるようだ。それが伝わり、暖かく満たされた気持ちになる。しかし不思議なことにこの世界には何か理があり、私達は誰かの意思で同じ顔にさせられるようだ…。向かい合ってる彼が言う「ほら、僕のこの頬の傷跡も君にも移っている」ここで、夢が終わる。

終始とても暖かく満たされた気持ちになっている夢だったのですが、不思議な点もあり気になりました。
どうぞよろしくお願いします。
2014/06/22/(Sun) 01:44:37

☆ 夢解釈No.934 ☆
まるでメルヘンのワンシーンのような空気感を持つ夢ですね。
この夢はアニムス心像の肯定的側面に彩られており、おそらく、普段の私生活において、女性的な性格の傾向に偏りやすい心の状態を補う働きの色濃い夢だと思われます。

自分が異性(普段の自分とは異なる遠い存在)となっているのは、この夢はそれだけ心の深い集合的で神話的な心の領域について語っていることを示していると思われます。
そしてお揃いのパジャマは、彼と同じ立場にあることを意味し、頬に移った傷は、同じ痛みを分かちあっているため、ふたりは強い絆で結ばれている、といったニュアンスを感じさせるものです。

また、ユング派心理学者のフォンフランツ博士は、
「肯定的なアニムスは内的真理の最高の本能的自覚、基本的な内的真実性です。それが個性化のうちに、精神的な女性を自分自身になるように導くのです」
と言っていますが、この夢は、その言葉を思い起こさせますね。
基本的に、夢はわたし達の心の状態をととのえるような働きを持っていると考えられていますが、この夢が生じたことによって、より健康で元気になられたのではないかと思います。
2014/06/22/(Sun) 10:27:49

【返信レス】
ばいおん
どうもありがとうございました。「精神的な女性を自分自身になるように、導くのです」という言葉が難しく理解が出来て無いのですが、同時にとても心に残りました。
2014/06/26/(Thu) 19:00:02