706.落ち武者

■--飢えて一文無しの落ち武者
++ 彦一 女性 25歳 1回目
初めて利用させて頂きます。
水墨画の様な山があり、右側は棚田で少し拓けていました。
そこに停車場があり、SLに似た列車が止まっています。陰から短銃を持った兵士が敵を撃っていました。
兵士は格好良いけれど粗野な感じ。敵は、ぼんやりとしたイメージですが、真っ黒な鎧兜の侍でした。
戦闘していた山の中腹から見下ろした辺りで、侍を追い兵士は特急列車に乗ります。
この時、兵士は両足を切断するほどの怪我でした。
侍は特急列車で逃げたと見せかけ、反対方面の電車で戻ってきます。
電車は白地に青の小田急線で、これまでの黒と深緑の世界に目新しい色でした。
ここまでは第三者視点でしたが、この先は自分は侍になって行きます。
落ち武者となった侍は、泥だらけで真っ黒な地元の子供たちが集まる田んぼへ行く。侍は、戦闘が終わって飢餓状態。
田の側の泥沼に入ると、山肌にピーマンが生っていて、また、シソの葉もあり取っておく。
子供達へ、食料を貰えないかと交渉する。結局、別の人の所で食事を貰える事になる。
場面が変わり、落ち武者の自分は女性に案内され、食品店街の様な所に連れて来られる。
中華、ステーキ、洋食などの店がある。
今まで素朴なものしか食べておらず、久しぶりの味の濃い食事に感激する。
だが、泥だらけの格好で入る事を躊躇う。裏口から入った方が良い、と言うが相手にされない。
食事の乗ったトレーを持ち、店内で食べるために席を探す。女性は知り合いと談笑してしまう。
泥だらけの格好をしている自分の側よりは、とそのままにしておく。
窓に向かった席に座る。なぜか友達の女の子も一緒にいる。
友達の食事はカレーとサラダ。自分のはスパゲッティ系。自分の右に友達が座り、左は空いている。左の席は財布だけが放置。
汚い自分の横に無造作に置かれていて、私が財布を盗もうとしている、と誰かが言うのでは無いかと危ぶんでいる。
財布の持ち主が食事に戻る。
体格が良く人当たりもよい、やや気弱な表情だけど頼りになる男子。
彼もお金がなかったが、カードで前借りしている。借りる際に「地球一周青年の旅をしているか」というような内容を聞かれるらしい。利息は付くが、そうしたら良いのにと勧められる。
長文失礼いたします。
..12/17(Fri) 18:11

☆ 夢解釈No.706 ☆
この夢の文脈を全て解釈していくと、とても長文になってしまいますので要点だけにとどめておきます。
(間違えていたら申し訳ありませんが)この夢が、もし、
「現実の生活において、自分は落ち武者のように、劣等な男性のように振舞ってしまっているようなところがあるぞ」
という比喩の表現が含まれていると仮定すると、あなたはもしかしたら、仕事やプライベートを含め、普段の生活の中で、あなたは男性的な側面に呑まれてしまっているようなところがおありなのではないかと思いました。
そして、そのような自我の状態は、無意識下の兵士(ご本人が持っている比較的意識に近い男性的な側面)と、侍(より無意識的で劣等な男性的な側面)とのイザコザのあとに起こります。
その後、落ち武者の自分(夢の中の、劣った男性的要素と同一化した自我)は、生きるための行動(食事をとる)をします。
..12/19(Sun) 12:29

【返信レス】
++ 彦一
解釈有り難うございました。
「劣等な男性的側面に呑まれる」と言う事に関して、解釈の受け止め方に迷っています。
私は男性的な側面(判断力、論理性、自立性、等)を重視するものの、自分ではそれらを持っていないと思っているので、夢の中で自分は劣等な男性として現れているのか、と考えています。
(夢の中で)生きるための行動をしている、という事でしたので、それを心に留めて、もう少し考えてみたいと思います。
..12/26(Sun) 19:21