69.頭半分

■--(無題)
++ Sachi 20歳 女性
男性が誰かの頭の半分を鎌みたいな鋭い刃で横に切断した後、脳みそが見えてる上部の頭の半分をスーパーの袋に入れてました。最初は自分ではなく「誰か」に起きたと思っていたのですがその頭半分をもとの頭に戻してるのは自分でした。それから首にも青く殴られたような痛々しいアザがありました。それから急に夢が変わり新幹線のような薄暗い所に友達と一緒にいて男性の事を話していました。名前は「加賀くん」と自分で言っていましたが私の周りには加賀くんという男性は一切いなく加賀という人に出会ったこともありません。その時自分は泣いていて「こんな頭だからいくら好きで恋人でも加賀くんとはもう会えない」と友達に号泣しながら言っていました。その後また話は急に変わり今度は鉄筋の足組みしか完成していない高い建物にいました。下を見ると海でした。そのとき3人私と一緒にいたのですが誰かから逃げていました。その追っている人がスイッチを押す前に私が「早くこっちに移動して!ちゃんとあいつらの話を聞いて!」と叫んでいました。スイッチを押した後3人と私が座っていた所が海に落ちていきました。その後また話が変わり今度は私が入院していました。1番最初の夢と関連していて首にはアザがあり家族が心配していました。頭は包帯で巻かれていて廊下を歩いている時に私は腰が痛いと言いちゃんと歩けずにいました。そこで夢は終わり朝起きたとき2番目に見た「加賀くん」の夢で号泣したせいか涙の痕が目の周りに付いていました。
.. 9/16(Sun)

☆ 夢解釈No.69 ☆
もしかしたら、あなたは、「自分自身の考えを持つこと」や「明確な自我を立ち上げること」に対して否定的な気持ちがあるのではないかと思います。
もしそうでなければ、現実の生活において、自分独自の考え方や自我体系を挫かれたかのような想いをなさったことがあるのかも知れないと思いました。
というのは、夢の中の頭は、思考や意見、決意などを象徴することがあり、そこに大きな痛手を受けたあなたは、新幹線のようなところで、友達に「こんな頭だからいくら好きで恋人でも加賀くんとはもう会えない」と号泣しながら言います。
夢の中の新幹線は、“個人の力では変えることの出来ない運命のエネルギー”のようなものをあらわし、加賀君はあなた自身の未分化男性性をあらわしています。
つまり、「こんな頭では加賀君とはもう会えない」というのは、あなたは、自分自身の無意識下にある知性や理論性を持つことはもう出来ないということを示唆しているように感じてしまいます。
すると、次のシーンでは座っていたところが海(無意識を象徴)に落ちていきますが、このことは落ちたもので象徴されている心的要因が意識領域から消えていったことを意味しています。
ですが、最後のシーンでは病院にいますから、いままで受けてしまった精神的なダメージは治癒の方向に向かっているようですね。