817.御所と妖精

■--不思議な印象の夢
++ りん 女性 42歳 初回
初めまして、こんにちは。

昨日とても気になる夢を見たので
投稿させていただきました。


私は自宅(?)のバルコニーのようなところから
遠くにある建物を眺めていて、(その建物は
神社の拝殿のような建物)
しばらくずっと眺めていると目の前に妖精が現れて
「あれは御所よ」と教えてくれた。

「へぇ〜御所なのか〜」と感心していると
その妖精が私の額から頭の中にす〜っと入ってきて
頭の中の様子をみるような映像になって
妖精が黄金色の光を放つ太陽のようなものに変わり
声だけが聞こえてきました。

「あなたはこれから幸せになれる」

その言葉を聞いて目が覚めました。
目が覚めてから、ネットで御所のことを
調べてみたら京都御所の建物が夢でみた建物に
似ていました。

この夢はどんな意味を持つのでしょうか?
診断よろしくお願いします。
.. 9/ 9(Sun) 14:55

☆ 夢解釈No.817 ☆
はじめまして。
とても元型的でエモーショナルな夢ですね。
普通、夢を心理学的に解釈するとなると、ご本人の私生活での心境や心理学的類型などの情報を必要とします。
ですが今はそれらの情報はありませんので、ここでの解釈があなたの場合にも当てはまるかは分かりませんが、この夢を拝見させて頂いて限りでは、二通りの考え方が出来るかと思います。

一つは、私生活において、もしもあなたは心理的に何らかの大きな問題や悩みなどを抱えているとすると、このような夢を見ることによって不安定であった精神に均衡性が生じ、気持ちが楽になったのではないかと考えられます。
もう一つは、この夢は、単純な無意識からの「幸せになる」という示唆を送っているという考え方で、この言葉の裏には、「今まで色々あったけど」というニュアンスを感じさせ、それは物質面や金銭面ではなく精神的な何かだと思われます。

御所とは、天皇など位の高い貴人の邸宅のことであり、天皇とは、昔は法的な権力をも持っていた最も崇高な人物ですので、夢の中の建物(御所)は、崇高な人間社会全体の中の中心であり、世界の中心のイメージであると思われ、それはあなたご本人の心の中心でもあります。

夢の中で、そんな心の側面と対峙していると、妖精(それは超自然的な何らかの要素であり、本当に重要な時にだけ無意識から出現し、意識と無意識を仲介をする)に、「御所よ」と教わります。

「金」は一般的に(例えばツタンカーメンが良い例ですが)たとえ何千年何万年の月日が経とうと、その輝きは永遠に変わらない完成された絶対普遍の元型なイメージを含蓄していると考えられます。

頭の中で、妖精が黄金の光を放つものに変ったのは、心の中の、完成された絶対普遍の何らかのものを象徴しているのでしょうね。
そして、「あなたはこれから幸せになれる」という声だけが聞こえて気ます。

夢を見るという現象は、大ざっぱに言ってしまうと、例えば美味しそうな食べ物を見るとヨダレが出るなどと同じ人間が持っている生理現象の一つに過ぎませんが、このような夢を見たことによって、心の均衡性が図られたのだと思います。

とても肯定的な良い夢です。ここでは文章量に限りがありますのでこのくらいにしておきますが、もう少し解釈したくなる夢ですね。
.. 9/ 9(Sun) 22:10

【返信レス】
++ りん 女性 42歳 初回
診断ありがとうございました。

時々、不思議な夢を見ることがありまして
今回も普通の夢という感じでなかったので
診断していただけてよかったです。

御所などはどのような意味に
とらえたらいいのかわからなかったのですが
自分の心の中心と解釈できるなんて
思いもよらなかったです。

良い夢と言っていただけたのでよかったです。
ありがとうございました。
.. 9/10(Mon) 19:32