622.深夜の海辺

■--2回目です
++ まゆ 女性 39歳
1年前にお世話になりました。またよろしくお願いします。
深夜の海辺、波打ち際から離れたところ(海は見えない)にドリンクカウンターが立っている。カウンター内は暗く、やっているのかどうかわからない。
その手前、向かって右側に布団が2組敷いてあり、
カウンターに近い方に男性、その隣に私が、頭をカウンター側にして寝ている。
海の方から髪の長い、白い長いワンピースのびしょびしょの女が
ゆっくりカウンターに近づいてきた。
カウンターに首を突っ込んできょろきょろしているが人がいない様子。
そして足下に寝ている男と私に気づき、近づいてきた。
男の布団の真ん中あたりを横断する形で、布団の上から男を踏みながら渡ろうとした。
男は「こっちじゃない、あっちだ」と私を示している様子。
その時まで男が誰だかわからないのですが、仕事先の男性社員だと私は認識する。
(面倒な事を私に押し付ける時のニュアンスにそっくりだった)
なので仕事の時のように、諦めて受け入れる覚悟を私はしている。
男性社員に促されて、びしょびしょの女は私の布団を横断し始め、やはり私を踏んできた。
とっさに嫌だと思い、「そこはおなかだからダメ」と言っている。
圧迫を感じたのは胸の真ん中から左に近い部分だったのですが、
おなかを踏まれたらオエっとなりそうだから、それだけは嫌だという気持ちから、胸なのにおなかだからと嘘をついているという自覚がある。
でもその嘘によって、それくらいキツいから早く降りてほしいということが伝わるのではないかと思っている。
気づくと胸に乗っているのは足ではなく、彼女は指を1本(多分人差し指)を私の胸に垂直に突き立てている(掛け布団は無くなっている)
力を入れて、ぎゅーっと押していて、間接や爪の周りが赤みを増している。
大きくも小さくもないごく普通の指でネイルもしていなくて爪も短い。
その指を見つめて少したってから若い指だと私は気づく。色や血色から高校生くらいの指に思えた。
押されている胸の箇所が痛くて、最初は痛いからやめてね、という意味で「痛い痛い」と言っていたが、すぐに耐えられなくなり「痛っ、いたたたた」と本気で叫んでいるところで目が覚めました。
叫び声は、叫びたくても痛みであまり声が出ない感じでした。
こわかったのです。夢診断をよろしくお願い致します。
.. .. 3/ 9(Tue) 13:34

☆ 夢解釈No.622 ☆
この夢は、ご本人の無意識との対峙といったニュアンスのものがテーマになっているように感じられますね。
と言うのは、夢の中の「深夜の海辺」は、「これ以上先は意識の光を当てることが不可能な“無意識”という心の闇の領域」を象徴していると思われ、この夢は、無意識の表層(波打ち際)からはじまるからです。
そして、布団に寝ているという場面は、いつ意識レベルが低下して深い眠りにつくか分からない状況であって、そんなときに、ご本人の劣等な男性的な心の要素が人格化された像であると思われる男・男性社員が、「こっちじゃない、あっちだ」と言って、びしょびしょの女を自我へ接近させようと促します。
この女の像は、一般的に考えると、これまでの人生においてご本人が育ててこなかった何らかの性格の側面であり、いままで意識の上に昇ってこなかった未分化な女性的な心の要素を象徴しているのでしょう。
世界中のおとぎ話の分析からも分かるように、しばしば異性像は無意識の仲介者・案内人という役割を持っています。
そしてこの夢では、その女は、その男性社員であらわされている劣等な男性的要素に案内されて自我に接近してきます。
また、指は“撫でる、触れる、指輪をする、などの連想の糸から、夢の中の指は愛情をあらわす場合があり、その指で、痛いほど、“心”が宿っているとされる胸を押されます。
その女(つまり、ご本人が持っている忘れ去られた性格の側面)は、まるで自分の存在に気が付いて欲しいかのようですね。
.. 3/10(Wed) 23:25

【返信レス】
++ まゆ
診断ありがとうございました。
忘れ去られた性格の側面が何なのか、考えたらいくつか思い浮かびます。
診断によって自分をみつめるヒントをいただいたようです。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
.. 3/12(Fri) 22:58