273.心理学者達の講習会

■--lucky 27歳、男性
++ lucky
下のような夢を見ました。最近心理学に興味をもって、夢にも注意をむけるようになったからこのような夢をみたのだと思いますが、どのように解釈したらよいか分かりません。解釈おねがいできましたらと思います。
大学にいた。心理学者達の講習会がやっていた。そこには何人かの心理学者達がいて(その一人は私と同い年くらいのアジア人の小さな女性だった)、講義を聴いていた。先生は、 “橋の無いところでも、渡れるという自信をもって臨まなくてはならないのです“といっていた。私は外にでて車でそこを去る。すると、近くに非常に急な坂があって、登って頂上までゆく。そこには大きなギャップがあり”橋がない“。私はそこを渡ることができなかった。次に私は自分の部屋にいた。そして、そこで布団の上でよこになっていた。すると、先ほどの講習会にいたアジア人の女性が来た。彼女は私に催眠術をかけてガイドしてくれるといった。私は彼女の言うとおりにした。一見何も変わったようには見えなかったが、彼女は私に聞く「あたりを見回して変わったところはありませんか?」案の定私は自分の部屋にいるのだが、外の景色は水の下だった。彼女にそのことを伝えると彼女は私が夢の中にいるということを告げる。私は外の景色を見るとそこには谷があり、その上に沢山の樹が生えていることを伝える。そして、遠くには山々がつらなっていた。近くには沢山の青いスラックスと白いシャツを着た男たちがいて、ビジネスのことについて話し合っていた。。。。私は彼女に聞いた、「今私の体はどういう状態にあるのですか?」 彼女は私の丹田のあたりに人差し指を近づけているだけだといった。そして、やがて自分の部屋にもどってきた。私は枕にしみがついていることを見つけた。彼女は私に言った「今まで見てきた夢のなかで中クラスくらいの夢ですね」。私は何故か聞いた。彼女によれば音がないからだという。すると、遠くから嫌な音が近づいてきた。外を見ると、飛行機が私の部屋に墜落する寸前だった。しかし、彼女は驚かない。私が意識的に飛行機を呼び寄せたからだろう。悔しく思い、私は自分の夢の世界を破壊してしまおうと思う。私ははっと起きると、周りには写真がばらばらにちらかっていた。そして、その写真は私の夢のスナップショットだった。彼女は「また夢を集めてファイルしなおさなくてはならない」とためいきをついた。
.. 5/25(Sun) 00:57[798]

☆ 夢解釈No.273 ☆
夢の中のアジア人女性は、おそらく、ご本人が持っている未発達な女性的な側面が人格化されたもので、これは、心理学では“アニマの心像”といいます。
そして、夢やおとぎ話などのアニマの機能を調べると、彼女たちは、心の世界の案内人として現れる場合が多くあり、この夢もまた、アニマによって内的世界の探索がモチーフになっているように感じられます。
さて、夢の冒頭で、アニマに「橋の無いところでも、渡れるという自信をもって臨まなくてはならない」といわれますが、あなたはその川を渡ることができません。
これは、心理学の本や何かを読んでも、知的に、いま一つ一線を越えられないというような心境をあらわしているように思われます。
すると、次に自分の部屋にいます。夢の中の部屋は、ご自身の意識領域の全体性としてあらわされる場合が多く、アニマは、意識の中に入ってきます。そして、彼女のガイドによって、外の景色は水の下ということが分かります。
水の中、つまり、無意識という、心の内的世界に、意識領域(部屋)があるような状態です。
「最近心理学に興味をもって、夢にも注意をむけるようになったからこのような夢をみたのだと思います」
というのは、私もその通りだと思いますが、自分の内的世界を探求するには、知的な心の働きだけでは難しく、事実上、ご自身の感情機能や女性的な側面も必要であり、そのような心の側面を使って初めて、意識は無意識と良い関係を築くことができるのです。
.. 5/25(Sun) 14:57[802]