895.収容所

■--収容所
++ ミルトン 33歳 男性
ご無沙汰です。少々興味深い夢を見ました。

私は近代的な収容所の廊下にいました。
そこには4つぐらい部屋があってそれぞれで残虐な拷問のような刑が行われていました。
部屋のひとつではいわゆる奴隷の服装の人が数人、高熱の蒸気を浴びせられてうめき叫んでいました。
廊下には全身傷だらけ、血だらけ、火傷を負った奴隷姿の人が座り込んでいました。全員表情には生気がぬけていました。
ほかの部屋でも残虐な刑が行われているようすでしたが恐ろしくてみれずに廊下を進みました。
私は奴隷の立場でも収容所の関係者でもなく自由に歩き回れました。屋外にでるとどこからともなく黒ずくめの戦闘員のような男が現れて私を捕まえました。
つかまった瞬間、最初にいたところに戻されました。
戦闘員はいませんし、私は自由に歩き回れます。
つぎに大企業のオフィスビルのロビーのような広間にたどりつきました。
照明はついていなく、薄暗く、誰もいません。
ガラス張りで、外は普通に町で人や車が通行していました。
ロビーには出口がなく、普通には出られないのでガラスを蹴ったりして割ろうとすると戦闘員が現れて最初の場所に戻されました。
収容所の外、敷地内でも屋外に出ようとすると戦闘員が現れて最初の場所に戻されます。
ここは自殺者の魂の来るところかと考えたりしました。
先ほどのロビーにきて、今度は助走をつけで全身でガラスに体当たりするとガラスは割れて外に出ました。
町に向かって歩いていくとたくさんの戦闘員がこちらに向かってきたので危険だと判断して覚醒しようということで意識的に目覚めました。

目覚めたと思ったら会社に遅刻している時間でしばらくパニックになりましたが、それも夢で本当に目覚めました。
時間は大丈夫でした。

町の中の収容所、残虐刑を受ける奴隷たち、第三者的立場である自分、収容所内に引き戻す戦闘員、2重の夢ということです。登場しているのは収容所のなかは全て男性のみで町には男性も女性もいました。
.. 8/21(Wed) 17:33

☆ 夢解釈No.895 ☆
またドリームのサイトにお越し頂き、嬉しく思います。
ここでの一般的な解釈があなたの場合にも当てはまるかは分かりませんが、心理学では、夢の中の同姓の人物は、一般的に、影の心像(これまでの人生で、生かしきれていない何らかの性格の側面)を象徴的にあらわしている場合が多くあるとされます。

わたし達は誰でも、たくさんの可能性を持って産まれてくるのですが、その可能性の中でも、現実にはたった一つの側面しか生かすことができずに大人になっていくのが普通です。

夢の中の収容所は、「自分の内側にあるこのような性格の側面は、生かしてしまうと私生活に悪影響となるため、切り捨ててきた様々な要素」を、無意識の領域に収容するための場所、というニュアンスがあるように思われます。

そしてあなた(夢の中の自我)は、奴隷の立場でも収容所の関係者でもないのに、戦闘員のような男に連れ戻されます。

この場面は、あなたが今後、精神的に成長していくためには、「無意識下の影の側面に切り捨てられている憐れな性格の要素たちから目を逸らさずに、向き合いましょう」という要請を受けている、ということかも知れませんね。

そして、次の、大企業のオフィスビルのロビーのような広間とは、あなたが現実の生活の上で感じている、社会的なしがらみのイメージのように思われます。

夢の中では、そんなガラス張りのしがらみの外に出たいのですが、出口がなく、なかなか出られません。
つまり、私生活において会社の規則や社会のルールはなかなか破ることができません。

ついにはガラスを割って外に出ることができるのですが、それは、象徴的な意味での死(現在まで発達させてきた基本的な行動や言動のパターンの終わり)を意味するのか、町に向かって歩いていくと戦闘員が向かってくるので危険だと感じます。

情報量が少ないので、ここでの解釈がどの程度正しいかは分かりませんが、もう少し考えてみたくなる夢ですね。
.. 8/22(Thu) 13:03

【返信レス】
++ ミルトン 33歳 男性
ありがとうございました。
自分の性格的な要素に関してこんな自分は嫌だ、許せない、そんな自分は殺してやりたいと自虐的になったりすることがあったりしました。
社会的なしがらみのイメージとしては安定して十分な稼ぎがあることみたいなものがあります。
.. 8/22(Thu) 15:29