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れな様 | 無料 - 夢と解釈のサイト

このページでは無料夢解釈の掲示板で行なった「れなさまの夢とその解釈を保存用にUP(アップ)しております。

943. お父さんの車と愛犬

投稿者:れな
28歳 女性 10回目

めいや先生お久しぶりです。最近よく見る夢があるのでご解釈頂けましたら幸いです。

私は家族でどこかの家に住んでいます。(本当の実家ではなく、もう少し和風のむかしながらの家です。)
私は母親と車に乗っていて、ふと母親が父親のくるまを発見したようで、不思議なことを言いだしました。
「今、お父さんの車に、金色の車の霊がかぶさってた」と。これいがいにも何か言ってましたが詳しくは忘れました。
その車には愛犬も乗っていました。
なぜか場面が変わって、私は友人と歩いていて、いつも並んでいるカレー屋さんの前を通りかかった時、友人がテイクアウトでそのカレーを購入しました。私は迷いましたが、なぜかカレーとは別にお寿司も売っていたのでそちらにしようと思いましたが、売り切れで買えませんでした。だったらカレーにしようと一番サイズが小さくて安い物を頼んだらそちらも売り切れで、多少ごねながらその次に安いカレーを買って帰りました。
ここからがよく見る夢の内容です。
うちに帰ると、(このあたりが詳しくは忘れてしまいましたが)嫌な予感がして、さっきの母親の霊を見たという発言を思い出し、なぜか「うちの犬が危ない!!」と思いました。すると、うちの犬は小型犬なのですが、壁が少し開いて紐のような物がでて
きて、うちの犬に巻き付いた瞬間、開いた壁の隙間に吸い込まれました。私は慌てて壁をドンドンしたり、返せー!!と叫んだりするのですが、壁は開けようと思えば開けれるので、開くと中には小さいカーテンになっていて、それより先はなぜか開けてはいけないし、手も入れてはいけないと思ってしまい、踏み込めませんでした。一旦外に出ると、どうやらお隣が怪しい宗教団体のようで、黄土色の逆二等辺三角のような形の目だけくり抜かれた覆面とマント?をした人物がうちの犬を抱えていました。(以前見たときは複数いましたが、昨日は1人でした)私は、理不尽な行動にすごく腹が立っていて文句を言っていましたが、なぜか彼らの土地に踏み込むのが怖く、文句を言っていました。その覆面の人がうちの犬を連れて中に戻ろうとしたので、すごく焦って、いつもなら入らない土地に踏み込んでしまいました。すると覆面の人は覆面を脱ぎ(ここからは初めてです)こちらに振り返りました。40代くらいの金髪のボブの女性で、少し気だるそうでした。私は、(顔を見てしまった…。どうしよう。。)と命の危険を感じたところで目が覚めました。

少し怖かったので、先生のご意見を聞けたら幸いです。よろしくお願いいたします。
.. 2015年02月08日 (日) 10時02分


☆ 夢解釈NO. 943 ☆
お父さんの車と愛犬

お久しぶりです。
保存用にUPさせて頂いているページを見ると約半年ぶりくらいでしょうか。
広く一般的に、夢の中の実家や昔の家は、幼い頃に置き忘れてきたような何らかの心の要素や、今持っている性格の起源となっているよう深い心の側面を象徴する場合が多くあります。
そしてこの夢の中の「和風の昔ながらの家」は、おそらく、あなた個人の性格の、というよりも、さらに深い普遍的な心の層である、広く一般的に見たときの日本人の基本的な性格傾向の起源となっているような心の領域を象徴的に表現されていると考えられます。

れな様は普段から内的世界に興味をお持ちのためか、この夢は冒頭は心の深い層からはじまり、次の場面では母親と自動車に乗っています。
この夢の場合にも当てはまるかは分かりませんが、夢の中の自動車は男性的な心の働きによって人生の道を進んでいる、というイメージを持つ場合が多いのですが、そこには女性である自分と母親しか乗っていないのだとすると、女性的な観点からがんばって男性的な心の働きを機能させている状態にある、ということを示しています。

そんなときに、男性的な人生の道を進めているお父さんの自動車を見つけ、そこには「金色の車の霊がかぶさってた」と言います。
霊なのでそれは実態の知れないあやふやな何かではありますが、金色は黄金であり、一般的に夢の中の黄金は未来永劫絶対普遍の、と言うイメージを伴います。
例えば、ツタンカーメンが黄金のマスクである理由は、厳格な王の存在は未来永劫であり、絶対に変化したり色あせたりしてはいけないので、金という素材が選ばれたと思われます。そして実際に、紀元前1324年以上も昔のそのマスクは、現在でもその黄金のマスクは色あせることなく輝きを保っています。

なのでこの普遍的なイメージがこの夢の場合にも当てはまると仮定して解釈すると、この場面は、男性らしい人生の走り方をしているお父さん自動車に、黄金の車の霊という未来永劫、色あせることなく永遠に続くであろう絶対的な男性性が憑いている、というイメージを心の中で垣間みた、という意味合いがあるのかも知れません。
ですがそこに、一つの矛盾が存在します。

というのは、その自動車には愛犬の小型犬も乗っており、その犬は基本的に、人間らしい人生を歩むことは不可能な本能的な性格の側面を象徴しています。
つまり「金色の車の霊をかぶったお父さんの自動車」と「愛犬の小型犬」という2つの心像は相対的な関係にあり、どう見てもお互いに相容れない関係にあります。

そして、色々とごねながらも何とかして心的エネルギーを摂取するための、安いカレーを買うと、その問題と対峙することになります。

ここまで解釈すれば、あとは全て言わなくても何となく意味がお分かりになるかも知れませんね。
つまり、40代くらいの金髪のボブの女性は意識と無意識を仕切る何かを象徴しており、あなたの現実の生活において、人生を男性的にテキパキと進めていくためには、小型犬で象徴している大切な本能はジャマに作用してしまうので、その大切な要素に危険を感じるのです。

顔を見てしまったことで命の危険を感じるのは、無意識下の劣等機能という恐ろしい影の側面に触れてしまったためと思われます。そこは非常に色濃い何らかのコンプレックスと結びついており、主体性を脅かす危険な心の領域と言えます。
この夢は、そのような心の中の肯定面と否定面の両方が描かれているようですね。
いかが思われますでしょうか?
.. 2015年02月08日 (日) 22時23分


【返信レス】
ご返信ありがとうございました。なるほど、なんとなく納得です。私はどちらかというと感情だけで行動するタイプではないと思っていて、それが人生を生きる上で苦しまない方法だと自信を持って思っていました。しかし、昨年からその考えに自信がなくなるような出来事があり、どれが本当の自分なのか分からなくなってしまいました…。女性はある程度、感情的なくらいの方が可愛げがあるし、私がむしろ不自然なのでは…と考える事が多く、その事なのかな?と思いましたが、難しく色々深く考えすぎですね笑
貴重なお時間ありがとうございました!
2015年02月09日 (月) 08時18分