1010.廃屋

投稿者:アルファ
27歳 女性 初投稿です。

2,3日前に見た夢になります。

一つ目は、人がかろうじて住んでいるような、とてもすさんだ廃屋に近い家にいる夢でした。家というかアパートのような……。木造の、全体的に茶色がかった感じでした。誰か人がいたような気がするのですが、はっきりと姿を見たわけではありません。ただ、この人はちょっと怖そうなイメージというか、怒りを抱えていそうでした。このアパートに関しては、なんだか不気味な感じがしました。実際に今回の夢に出てきたわけではないが、殺意を持った幽霊のようなものがいるような気がしました。

もう一つは、男性と一緒にいる夢でした。私はこの男性を、頼りない、しょぼいと感じていました。だが、いきなりTシャツのようなものを複雑に畳み始めたかと思うと、するっとそのTシャツをきてしまいました。複雑なたたみ方は、どうやらTシャツを効率よく楽に着るための畳み方らしかったようです。私はそれを見て、この人は意外とあなどれない、知識のある人なんだ、と思いました。

この二つの夢は、全体的にダークトーンがかっている雰囲気の夢でした。ここ数年いつもこのような怖い、不気味な雰囲気の夢を見ます。

この夢が言っていることを知るために、どうか、鑑定していただけたらと思います。よろしくお願いします。
2016.08.19 (金) 12時53分

☆ 夢解釈No.1010 ☆

はじめまして。
夢のなかの「とてもすさんだ廃屋に近い家」という心像は、劣等機能と言って、おそらくあなたの心のなかの未分化で劣等な性格の側面が表現された心像だと思われます。

例えば、直感的な心の働きに優れていて作詩や芸術的な分野にたけている人は、テレビの配線や書類の整理といった感覚的な分野がひどく苦手であったり、学者や政治家などの知的なタイプの人は感情面が劣等であったりする場合があるのですが、そのような自分とは正反対の性格の傾向、あるいは幼い頃からほとんど分化・発達していないような何らかの心の側面のことを劣等機能と言います。

そこは無意識の闇に影を潜めており、あなたから見て全くわけが分からないので怖く感じるのです。
また、夢のなかの幽霊は、あなたが育ってきた人生のプロセスのなかで、まったく生かすことの出来ずにいる何らかの性格の側面があらわれたものかと思われます。

殺意を持っているという感覚は、それだけあなたの意識の体系を脅かすような否定的な無意識下のエネルギーということかと思われます。

そして、もう一つの夢では、知らない男性という幽霊よりかはだいぶ分かり合える可能性のある何らかの男性的な心の要素が登場し、彼はTシャツのようなものを複雑に畳んでいます。
彼は頼りないので、男性的な心の働きとしてはかなり劣っているようですが、Tシャツという、環境に適応するための心の働きと向き合っています。

彼もまた、あなたの私生活において、ほとんど生かされていないような何らかの男性的な性格の要素(主に知的な判断力や自立性、決断力や発言力、論理性、創造性、客観性など)と思われますが、その人は意外とあなどれない、知識のある人なのかも知れません。

「ここ数年いつもこのような怖い、不気味な雰囲気の夢を見ます」
とのことですが、それは無意識という心の深い側面と向き合っているということであって、もしかするとこのことは、あなたの心の成長に大きく関係しているかも知れません。

この夢をもっと詳しく解釈するためには、夢の連想を広げる作業やあなたの性格類型、私生活での心境などの情報を必要とします。
.. 2016.08.19 (金) 22時20分

【返信レス】
診断していただきありがとうございます。

返信内容を読ませていただいて、なるほどと納得するようなことがいくつもありました。現状にも当てはまっているように思います。廃屋の夢と、男性とTシャツの夢は今私が一番悩んでいる問題そのものを映しだしているようでした。

また、気になる夢を見たら、診断していただけたらと思います。
繰り返しになりますが、ありがとうございます。
.. 2016.08.21 (日) 20時08分