1117. 悔しがる

悔しがる夢
yuri
32歳/女性/大阪府/5回目

悔しがる夢を続けて見たので、投稿いたします。

1)私は、何人かと資格試験を受験する。
私は、合格したんじゃないかと期待するが、名前が呼ばれず、悔しいと思う。
同じ時に受験した幼馴染のAちゃんとその上司は合格していた。
その上司は嬉しそうに歌を歌っていて、私は腹が立った。
自分が試験に落ちた原因は、勉強しなくてもよいと判断して勉強しなかった箇所が、響いたかなと思う。
さっき歌を歌っていた上司とゲームをしようとするが、
私は腹が立って仕方がなく、いちゃもんをつけて、そのゲームを放棄した。

2)私は絵画部の大学生で、卒業制作展をしている。
同級生のK君は、絵がとてもうまく真面目で、その子の卒業制作が教授陣から絶賛されている。
アルブレヒト・デューラーのような作品だった。
私の作品は、雑なものが多く、展示会場に行ったら、なくなっている作品もあった。
誰も私に話しかけて来ない。
K君は、あんなに絶賛されているのに、私の作品は大事に扱われていないし、
誰も私に興味を持ってくれないと、恥ずかしくて悔しく感じる。
後から来た母や院生の人に「悔しい」と言ったりした。

会場にキン肉マン消しゴムのようなものがあり、
それを集めている男の人がいた。
3つほど、手足や翼が片方だけのものがある。
それは、わざとそう作って、プレミアがつくようにしていると聞く。



申し訳ありません。
解釈が抜けておりました。

1)について
資格に興味があって、勉強しようかと思っていたことはありましたが、
今は、しなくてよいかと思うようになりました。
以前受験して落ちた試験の気持ちが反映されているように思います。
そのときAちゃんやその上司にあたるような人はいませんでした。
Aちゃんは、とても賢い子でした。
もう、15年ほど会っていませんが、夢によく出てきます。

2)について
実際、私は大学で絵画部に行き、K君もそのとき同級生でした。
K君は、絵がとてもうまく真面目で、一人黙々と絵を描いているような学生でした。
絵に一生懸命なあまり、悩んでいるようでした。
実際の卒業制作展では、夢のようなことはありませんでした。
合評会で、K君は悩んで、完成できずに、涙ぐんでいたよう思います。
最近、絵を再び描き始めたので、自信のなさが出ているのかなと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
.. 2018年05月24日 (木) 18時43分

☆ 夢解釈No.1117 ☆

yuri様「悔しがる」

またのご依頼ありがとうございます。

分析心理学では、基本的に、夢の主な目的は「ご本人の欠けている何らかの側面を補うこと」にあるとされています。
なので、
>以前受験して落ちた試験の気持ちが反映されているように思います。

これは私も同感で、おそらく、今のあなたには欠けているけど必要としている心の働きが、この夢にはよく現れているのではないでしょうか?
悔しい気持ちだけではなく、そのときは、今よりも、もしも純粋にそのことに楽しんで取り組んでいたのであれば、そのような純粋な気持ちが欠けているのかも知れまず、もし、合格した後はどのようにそれを活用するのかと考えていたのであれば、そのような将来を思う気持ちが欠けているのかも知れません。あるいは、それ以外のなにかかも知れません。

その夢に登場したAちゃんやその上司も、あなたの人生や性格の要素には欠けているけど、必要としている何らかの働きを象徴していると思われますので、それはどのような性格の人であるかという連想を広げる作業を必要とします。

2)の夢もそれと同じように考えることができます。

>最近、絵を再び描き始めたので、自信のなさが出ているのかなと思います。

もしかするとそれもあるのかも知れませんが、アルブレヒト・デューラーのような絵を書く男性的な性格の要素が、今のあなたには足りてなく、それが今のあなたには必要な要素、ということなのかも知れません。
つまり、真面目で一人黙々と絵を描くような男性的な性格の側面です。

>Aちゃんは、とても賢い子でした。
もう、15年ほど会っていませんが、夢によく出てきます。

とのことですので、特に「Aちゃん」という心像で表現されている何らかの性格の要素は、いま最も必要なご様子ですね。 いかが思いますでしょうか。

宜しくお願い致します。
.. 2018年05月26日 (土) 08時19分

【返信レス】

鈴木先生
ありがとうございます。

1)について
私がしていた資格の勉強は、3か月ほどの勉強で合格できるような資格で、興味あるものを手当たり次第に受験していた時期がありました。
夢に反映されていると思った資格は、美術の知識を問うものでした。
その時の私の勉強方法は、無理して知識を叩き込むような感じだったと思います。
なので、しんどいのでしばらくして止めてしまったのだと思います。
鈴木先生の解釈を拝読して思ったのは、自分に欠けていたと思ったのは「歌を歌っていた上司のように合格を朗らかに喜ぶような姿勢」かなと思いました。
Aちゃんが表す側面は、どう言葉で表したらよいかわかりませんが、「勉強に楽しみや面白みを見出すが上手」だったと思います。そんな姿勢が私は欠けがちだったと思います。

2)について
鈴木先生が指摘されている「真面目で一人黙々と絵を描くような男性的な性格の側面」に、腑に落ちる感じがしました。

Aちゃんは、ずっと会っていませんが、夢によく出てくるので、何かあるような気がします。
でも、Aちゃんを言葉でどう表現すれば、よいか分からない感じです。
鈴木先生は
>特に「Aちゃん」という心像で表現されている何らかの性格の要素は、いま最も必要なご様子ですね。
と指摘されていますが、Aちゃんの要素はすごくハードルが高くて、難しい感じがしますし、自分ではないような感じがします。
だからこそ、夢によく出てくるのかもしれませんね。
夢に出てくるときは、印象的な感じでなく、隣に一緒にいるという感じで出てくることが多いです。
前回投稿した弟も同じ感じで出てきます。


また、聞いてみたい夢を見たら投稿いたします。
どうもありがとうございました。
.. 2018年05月26日 (土) 10時36分