272.横たわった魚

■--横たわった魚。
++ はる 女性 28歳
友人達(数人いたが、顔を覚えていない上、実際に友人関係なのかどうかも怪しい)とボートに乗っていると、幻の魚(夢の中では)と言われている大魚が私たちのボートの周りを回遊していた。友人達はとても興奮していたが、私は興奮というよりも、違和感を覚えた。なぜなら、その魚はゆうゆうと泳いではいるけれども、死んだように横たわったまま泳いでいたからである。結局、船に近づきすぎた魚は、船底部分の何かに引っかかり、負傷して動けなくなってしまい、友人達となんとかその魚を救おうとあれこれ手を尽くしているうちに、目が覚めた。
この夢に限らず、私は夢の中では大抵、冷静というか、冷たく冷めた目で物事を見ている事が度々あって、どんな楽しい時でも、どこか冷めていて違和感をなぜか感じています。これは夢だと気付いていたことは全くなく、いつも夢の中では常に現実のように感じ、見ていたのですが、冷静すぎて、回りの人達とのテンションの違いに少し、心配になります。お時間がありましたら、診断を是非、お願い致します。
.. 5/24(Sat) 23:41[797]

夢の中で船やボートに乗っているのは、“人生の大海原を航海している”というような心境の比喩表現としてあらわされる場合があります。
そんなときに、幻と言われている大魚がその周りを回遊しています。
この魚はおそらく、ご本人がいまだ意識化できていない、なんらかの心のエネルギーを象徴していて、この無意識下の働きは“死んだように横たわったまま”泳いでいるのです。
このエネルギーは、ご本人にその存在を知ってほしいのか、ボート(ご本人の自我体系)に近づいてきますが、その自我というボートによって負傷してしまいます。
このままでは、せっかく最近になって湧き上がってきたこのエネルギー(魚)は衰退し、消えてしまうでしょう。
このことに対し、本人は全く無関心のようですが、友人たち(ご本人の中のその人のような性格の側面)は、そのエネルギー体の重要性を知っているのか、必死に助けようとしているのです。
そのような心の描写が、このような夢として表現されたものと考えられます。
.. 5/25(Sun) 14:24[801]

【返信レス】
お忙しい中、解釈していただきありがとうございました。何だかいろいろ考えさせられました。母が難病を患って以来、いろいろな事を無意識、あるいは意識のうちに抑制してきたような気がします。私自身、いろいろな夢を持っていても、どこか無気力、というか脱力感があって、私の持つ夢というのも、叶うと信じて持つ夢、というよりは、叶わないと知りつつ持つ憧れに近いような気がします。現実の、自分を取り巻く環境がどうあれ、もっと自分の内面に真剣に取り組むべきなのかもしれない、と思いました。
ありがとうございました。
.. 5/25(Sun) 22:07[804]