参考

381.食料品売り場

■--ずっと気になっている夢です。
++ もときち
40歳、女です。
以前から何度も見る夢なので、おそらく私にとって大切な意味があるものだと思うのですが、自分ではよく分かりません。ヒントを頂ければと思います。
以前勤めていた職場に復職する夢です。職場はデパート地下食料品売り場です。
開店前の店内をふらっと訪ね、なんとなくその場で復職する話のはこびとなります。
私は「また仕事ができる」と嬉しく思うのですが、職場の人たちは開店準備に忙しそうで私の事をあまり構いません。それでも私はやる気に溢れています。
でもよく考えると、勤務地や勤務時間など、私の現在の生活ではとても復職は不可能です。
そのことに自分でも気づくのですが、あまり深く考えず、何とかなるだろうとしか思いません。
実際には必ず仕事が始まる前に目が覚めます。
現実にもその仕事に就いていましたが、私はとてもその仕事が苦痛で、いつも辞める事ばかり考えていました。退職したときは本当に嬉しかったし、一度も復職したいと思った事はありません。
なぜ復職して喜ぶ夢を繰り返し見るのか分かりません。
この夢にどのような意味があるのか、診断をお願い致します。
.. 2/14(Sat) 23:31

☆ 夢解釈No.381 ☆
例えば、「灼熱の砂漠で喉の渇きに苦しむ人が、オアシスの水ではしゃいでいる夢」とか、「あの人は素晴らしいと過剰評価していた人が、夢のなかでは乞食となっていた」というような夢はあまり珍しいことではないように、基本的に、わたし達が見る夢はすべて、その時の意識の状態には欠けていた何らかの要素や、何らかの側面に偏ってしまっている意識の状態を、様々な方法で補い、バランスを整った心の状態を保とうとする働きを持っています。
つまり、全体的な心のバランスを整えるために、偏りやすい意識の状態を補償するのが夢の主な目的であると心理学では考えられています。
なので、ここに書き込み頂いた文章だけでは、この夢がどの程度主体水準によるものであるのかを判断することが難しいのですが、おそらくあなたは、「その仕事が苦痛で、いつも辞める事ばかり考えていました」と言うように、なんらかの状態に意識が偏っていたのではないかと思われます。
そして、そんな意識の“偏り”を補う何らかの心理的な要素が、「食料品売り場の職場に復職してまた仕事ができると嬉しく思う」という心像によって、象徴的に表現されているのでしょう。
ここでの少ない情報量では、それが何かを具体的な判断は難しいのですが、これは明らかに、無意識による補償作用がハッキリと認められる夢であると言えそうですね。
.. 2/15(Sun) 05:29

【返信レス】
++ もときち
漠然とした私の書き込みに対し、丁寧なご回答ありがとうございます。
つまり「以前の職場」というのは私の偏った意識の象徴であり、私がその仕事に未練があるとか、復職したがっているという事ではないという事ですね。
私の心はそうやってバランスをとろうとしているのですね。何だか我ながら健気です。
その意識の偏りが何であるのかは私自身まだ分かっていないのですが、それはさておき、長年の疑問が解けて嬉しく思いました。
ありがとうございました。
.. 2/16(Mon) 12:48