714.占い師

■--初夢(占い師の夢)
++ Anemone
時々お世話になっております、38歳女性です。(最近では、シチューの夢を夢判断していただきました。)
1月2日の朝起きる直前の夢ですので、初夢に当たるのかと思い気になっているのですが、断片的にしか覚えておりませんので、とりあえず今回はこちらでお伺いすることにいたしました。
覚えているのは妹と二人で女性占い師と対面しているところからです。占い師は、現実には娘の通うバレエ教室の最も年長の先生です。(気さくで大らかな方です。年齢不詳ですが成人した娘さんがおられます。)
妹は私の右に座っており、先に占いを受けました。その内容は忘れてしまいました。
私の番になると、占い師は「あまり楽をすることばかり考えてはいけません」と少し悪戯っぽい様子で言いました。そのあとで「赤い石を砂に埋めるように」という言葉を発すると同時に、場面は砂浜の海岸に切り替わりました。(海は視界の右手にひらけていました。)占い師は赤い小石を砂浜に埋め、「このようにして暮らしなさい」と言いました。
夢の中で私は、なるほど、と納得していたんですが、目覚めるとそれがどういう意味か全くわからなくなってしまいました。あまり楽ばかりしてはいけないということなのかなとも思ったのですが、もう一つぴんときません。
お忙しいところ申し訳ありませんが、どうか宜しくお願いいたします。
.. 1/10(Mon) 01:20

☆ 夢解釈No.714 ☆
お久しぶりです。
意識領域においては、ある程度、合理的な言葉や概念を使って物事を考えていますが、無意識においては(おそらく動物も)、わたし達が持っている言葉や概念では表現しきれない非合理で抽象的なイメージや連想の糸によって物事を考えています。
なので、睡眠中の無意識的な状態での思考を、わたし達は誰も、起きているとき(意識が明瞭なとき)にそれを完全に理解しきることは不可能です。なぜなら、それを指す言葉や概念を、わたし達はだれも持っていないからです。
おそらくそれが、「目覚めるとそれがどういう意味か全くわからなくなってしまいました。」
となった理由ではないかと思われます。
ですが、心理学的に夢の意味に近づこうと努力することは可能です。
わたし達は、年の始まりに神様の前で手を合わせたりおみくじを引いたりする習慣を持っていますが、この夢は、今年1年どうしようか、という雰囲気を感じさせますね。
「占い」の歴史は、人類の歴史上とても古く、それは人類が文明の状態に至る頃(4000B.C.くらい)には、もしかしたら既にあったのかも知れません。
信じている信じていないに関係なく、占いとはそれくらい無意識に集合的なものとして、そのイメージは人類に根深いものです。
夢の中の占い師は、未来を示唆するなんらかの要素であり、信頼や実績、自然や神様の秩序、あるいは母性とも関係がありそうです。それはこの夢では、バレエ教室の先生という気さくで大らかな心像によって表現されています。
そんな占い師は、赤い小石を砂浜に埋め、「このようにして暮らしなさい」と言います。
「石」もまた、人類の歴史上、とても古くから大きな役割を果たしてきたものであり、とても象徴的な心像です。
それは絶対的な不変の何かや、人格の統合性などをあらわしているのかも知れません。
占い師は、そんな赤い石を、砂浜(海という広大で母性的な無意識が隣接する心の側面)に埋めます。
もし間違えていたら申し訳ありませんが、このことはもしかしたら、
「本当に大切な心の何かはそっと見えないところに隠しておきなさい、それは、これから暮らしに、あまり楽な考えでできることではありません」
というようなニュアンスがあるのかも知れませんね。
.. 1/11(Tue) 17:57

【返信レス】
++ Anemone
夢解釈ありがとうございます。
確かに、石を埋める動作には、見えないように簡単に取り出せるところに隠しておく、というニュアンスがあったように思います。このまま失われるという感じではなかった気がします。
今年には、今後の身の振り方を決断する機会がありそうなので、そのときにまたこの夢を思い出したいと思います。
大変ありがとうございました。
.. 1/12(Wed) 10:22