759.新人捜査員

■--6回目 20歳 女性です。
++ kafk
こんばんは。
また印象に残る夢を見ました。
よろしくお願いします。
立派だけど少し寂れた雰囲気の日本家屋があります。誰かが死んだのか、住んでいる人は皆喪服でした。
他にも国税局の人が、この家は脱税の恐れがあるといって調査に来ていました。私はそこの新人捜査員で、女性です。パンツスーツを着ていました。回りに働いているのは男の人ばかりだったような気がします。
家の一部屋を借りて、そこに支部をつくって本部に報告したり、会議したり、捜査を進めているようでした。
並行して違う視点があるのですが、走り続けている電車に乗っています。中は暗くて不穏な雰囲気で、女の人が何人か乗っていました。若い女性と口論になってしまい、その女性は包丁を取り出して降りかかってこようとしました。
私は怖くなって、電車を降りようとします。すると、車内を取り仕切っているとおぼしき中年のおばさんが出てきて「この電車を降りることは出来ない」と言ってきました。高圧的で有無を言わさぬ雰囲気でした。そのおばさんも手に包丁を持っていました。
ちょうど列車が止まったので私は「どうしても必要なものを買いにいく」と言って、外に出ようとします。おばさんは渋々承諾しました。外に出るとそこはさっきの日本家屋でした。
電車を降りることができた解放感で嬉しくなって、家の中を少し散歩しました。廊下にベンチがあり、そこで住人のおじいさんと話します。するとさっきの中年のおばさんが私を捜していたようで、見つかっていましました。
急いでベンチの下に隠れたのですが、おばさんは私の腕を掴むと電車まで連れていこうとしましす。もうあの電車には乗りたくなかったので、「腹痛が酷いので薬をもらわなければならない」と言ってその場を逃れました。台所で家の人に薬を貰ったのですが、すれ違う人全てが私に薬をくれて、いつ飲むのかを伺っていました。飲むふりだけをして支部に戻ると、捜査員はみんな捜査に出払っていて、上司のおじさんしかいませんでした。その人と一緒に窓から外を眺めたところで目が覚めました。
..11/28(Mon) 17:26

☆ 夢解釈No.759 ☆
こんばんわ。
この夢はまず、日本家屋の場面があります。
もし、その家が見ず知らず家だとすると、そこはおそらく、ご本人が今まで気付いてはいなかったけど重要な役割を果たしている、無意識下の組織的な働き(複雑な感情と連想の網目で成り立っているような)側面を象徴していると思われます。
また、新人捜査員ということから、あなたは産まれて初めて、幼少期からあると思われるその側面と向き合うこととなったようです。
皆喪服姿だったのは、おそらく
「幼い頃は持っていたけど、大人になるにつれて薄れてきてしまっていた何らかの心の働き」
の象徴的な死を弔うものでしょう。
ですがその心の領域では、脱税(大切な心のエネルギーが上手に使われていないような状況)の疑いがあり、支部をつくって、無意識下の男性的な要素をフルに働かせ捜査を進めているようです。
そのことは、到底“降りる”ことが出来ない絶対的な運命の力とでも言いたくなるような心像と直接関係しています。それは、人生のレールの上を突き進む電車のように、コントロールの利かないものでしょう。
おばさんが取り仕切っているので、その電車(コントロールの利かない人生のレールの上を突き進む乗り物)は、否定的な女性性によって支配されており、あなたは陰湿な女性的な心の働きを目の当たりにしてしまいます。
また、一般的に夢の中の包丁は切断(理路整然と切り分けるもの)の連想から、男性性を意味しており、この車内では、男性性の劣っている女性的側面が、包丁を持ち、幼稚な男性性(野蛮で攻撃的な支配欲など)を働かせようとしています。
そのような恐ろしい車内から降りて女性の嫌な面からは解放されると、開放感で嬉しくなりますが、薬が必要な状況になってしまいます。
その後、社会的に認められているような優れた男性的な心の要素の領域へと戻ります。
すると、みな出払っていて、ここではもう男性的な組織の機能は終わっていて、上司と外を眺める(改めて男性的要素と一緒に外的世界を見渡そうとする)とところで終わります。
この夢を一言で解釈すると、
「優れた男性的要素の領域と、劣った女性的要素の領域のハザマに置かれて、葛藤しているような状況をあらわした夢」
ということが出来ます。
..11/29(Tue) 20:21

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