参考

257.太陽

■--(無題)
++ みんくる 30歳 女
はじめまして。今から1年以上前に見た夢です。
私は田舎の実家前にいます。
まわりは薄暗く、人気も車もありません。
上を見上げると、空は分厚い暗雲が立ちこめ、激しく渦を巻いています。雲と言うよりも、火山の噴煙と表現した方がいい様な凄まじい物でした。
真っ直ぐ前を見ると、見通しの良い直線道路の果てに、大きな太陽が沈みかかっていました。
太陽は青白く、紫がかった部分もあり、少し雲がかかっています。(太陽にかかっている雲は噴煙ではなく、普通の雲です。)
夕陽とはとても思えない、強い光です。
徐々に雲が晴れ、太陽がハッキリ姿を現すと、閃光は一層強烈になりました。
すると、太陽を背に制服姿(白ブラウス紺スカートの夏服)の女子高生がこちらへ向かって走ってきます。
10メートルほど手前で彼女は立ち止まり、体から発火しました。
彼女の体のあちこちから、コンロに火を付けた様に、ポッと火の手が上がったのです。
太陽の強すぎる光のせいで発火してしまったのだ、と思いました。
彼女は走ったせいで息を切らしていましたが、
熱さや苦痛を感じている様には見えませんでした。
長い黒髪と、切れ長の目が印象的な女の子でした。
夢は全体的に緊張感のある雰囲気でしたが、私に恐怖や不安は無く、静かに状況を見ていました。
夢の女の子はとても好印象で、今でも思い出すと「ステキな娘だなあ…」と思ってしまいます。
夢を見た当時の私の状況は、気力に満ち、仕事に情熱を持って励んでいました。
女の子を焼いてしまった炎は、仕事の情熱なのでしょうか?そのころは充実した日々だったのに、ただならぬ気配の暗雲と夕陽が心の不穏さを表している様に思えて疑問でした。
お時間がございましたら、解釈よろしくお願い申し上げます。
.. 4/26(Sat) 00:49[741]

☆ 夢解釈No.257 ☆
はじめまして。
全体的には、この夢は、深い心の層からのイメージ、元型(原始心像)によるイメージを伴なっていて、この様な夢は、精神的に(あるいは現実の生活において)大きな過渡期などに現れやすいようです。
夢の中の太陽は、意識の光をあらわす自我の象徴として現れやすく、それは必ず沈み、必ずまた昇る、ということから、死と再生のシンボルともなります。
この夢では“夕日”として現れているので、もしかしたらこの夢を見た時期、あなたは、新しい自我の再生(朝日)のために、夜の時期を迎えなければならない様な心境にあったのかも知れませんね。
ですがその太陽(自我)の光は強烈で、ステキな女の子を焼いてしまいます。
この子は、ご本人が持っている、ステキな女性的側面(感情表現、非合理なものへの理解力、他者との関係性、身体性、無意識性など)が人格化されたイメージです。
この夢を見た時期、現実には、忙しく仕事をなさっていたとすると、一般的に仕事をするには男性的な側面を必要として、女性的な側面はおろそかになりがちです。
なのでこの夢は、そんなあなたに対して、「そんなに我を強くして男性的なエネルギーばかり使っていると、ステキな女性的な側面は焼けてしまうよ」と語っているのだと思われます。
.. 4/28(Mon) 11:52[747]

【返信レス】
解釈ありがとうございます。
疑問がとけてスッキリしました。
我の強さ…たしかにその通りです。
夢をみた当時は、頭の中は仕事のことばかりでした。
エネルギーが湧いてきて、燃えていました。
私の自我はそれをとても良いことだと思っていたのですが、心にとっては「ただならぬ気配」「女性的側面のピンチ」だったのですね。
解釈を元にあらためて夢を考えてみますと、あの凄まじい雲は「仕事に費やす猛烈なエネルギー」の様に感じました。
夢の中の私は客観的に自分の心(空や太陽や女の子)を見ているのに、現実の私は心の状況のマズさに気付いていませんでした。
こんなに充実した日々なのに、何やら不穏な感じの夢をみてしまったな…くらいに思っていました。
女性的な部分をないがしろにしないよう、気を付けます。
仕事をする上で、女性的側面は邪魔ではなく、とても重要なものであることが今の私にはわかります。
人に夢を解釈して頂くのは初めての体験でしたが、とても面白いです。夢を解釈すると、自分でも気付かなかった大事なことがわかりますね。
大変興味深いです。ありがとうございました。
.. 4/29(Tue) 22:24[751]