855.白熊になって泳いだ

■--白熊になって泳いだ
++ sasaki/22歳/女
初めまして。

昨日見た夢なんですが、自分自身が白熊になって海を泳いでいました。時間は夜で、月が出てたような気がします。
人魚と一緒に泳いでいました。

人魚に向かってわたしは「あの島に行きたい、あの島に行こうよ」と話しかけています。
小さい島に行こうと泳いでいるのですが、潮に流されてなかなかたどり着けません。
流されるたびに人魚が戻ってきてくれて、手を引いて島まで連れて行ってくれようとします。

泳いでいる最初のうちは白熊が私の他にもう一匹いたのですが、いつの間にか私と人魚の二人だけになっていました。
もうすぐ島につきそうだな、という浜の近くで目が覚めました。

私は水が怖くて泳げないんですが、この夢で白熊になって泳いでいる時はとてもゆったりとしていて、起きたとき心地いい気分でした。
なぜ自分は白熊になっていたのかという事が特に気になります。
どうぞ、よろしくお願いします。
.. 1/25(Fri) 11:02

☆ 夢解釈No.855 ☆
はじめまして。
この夢は、ボンヤリとした無意識(広大な海)の状態から抜け出そうとして、何とかして島(明瞭に立ち上がっている自我意識の側面)に向かおうとしている、という描写を汲み取ることができ、とても元型的な夢と言えます。

ここに頂いた文章のみで解釈させて頂きますと、2通りの考えが浮かびます。
夢という生理現象が持つそもそもの基本的な目的は、ご本人の普段の意識の状況に対しての補償作用にありますので、夢の中であなたが白熊(おそらく白熊は、あなた自身が持っている本能的・生得的な白熊のような力強い母性的要素)になっていたのは、それだけ普段のあなたが動物的な自然の本能と切り離された性格を持っているために、普段は欠けているそのような性格の側面を補うために、白熊となっている夢を見たか、あるいは2つ目の解釈は、それとは正反対に、あなたは普段から、白熊で象徴している動物的な要素を強く持ちすぎているために、そのような意識の状況がこのように表現されているか、のどちらかではないかと考えられます。
いずれにしましても、白熊のような性格の要素を欲しているか?必要としているか?であると思われます。

また、夢の中の海は、広大な無意識の母性的情緒性が表現された心像と思われ、そのときは海の潮(情緒、あるいは感情)に流されて、なかなか島という明瞭に立ち上がった自我意識の領域にたどり着くことができません。

人魚は半分は魚で半分は人間ですので、夢の中のそれは本能的側面と人間性の相反する2つの側面が備わっている精神内界の導き手と言えます。

また、この夢に登場するすべての心像(海、月、白熊、人魚)は、すべて母性的・女性的ですので、この夢はご本人が持っている女性性と大きな関係がありそうです。
.. 1/25(Fri) 12:47

【返信レス】
−無し−